不貞行為 慰謝料の相場

photo180001 慰謝料とは、精神的な苦痛をお金でいやすためのものです。
 そうすると、人の精神的苦痛をお金に換算する事が必要になりますが、いうまでもなく、苦痛そのものは人によって違いますし、数値化することがむずかしいものです。
 ましてやそれを金銭に換算するとなるとさらに難しい問題があります。

 慰謝料は、いろいろな問題がありながらも、最終的には裁判所で結論を出さざるを得ない性質のものですので、ある程度考慮される要素があり、客観的な要素で金額等が変動します。

裁判所が考慮する要素としては、
 ・離婚原因となった違法行為の責任の程度
 ・婚姻期間
 ・精神的苦痛の程度
 ・社会的地位や支払い能力
 ・請求者の経済的自立能力
 ・請求者側の責任の有無や程度
などがあります。

 現実的には、100万~300万円程度が多いと言えます。これまでの例を見てみると、400万円位までが多く、1,000万円以上といった高額な慰謝料が成立したケースはほとんど見られません。実態にそぐわない高額な慰謝料を請求したとしても、交渉が決裂してしまう可能性があります。

 したがって、一度、弁護士とご相談の上、慰謝料がどのぐらいになるのかを相談することをおすすめします。


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